結果２着にでしたが、見ていてまさに手に汗握るという感じでした。

当時はオグリキャップ・スーパークリークと平成の３強と言われていましたが

人気は断然オグリキャップ、スーパークリーク

私は地方出身でオグリとがんばるイナリワンが好きでした。

なぜか、ちょっと悪者扱いではないですがヒールなイメージが世の中ありましたから

イナリワンは本当にいつも一生懸命走っているのが伝わってくる

私の中の大好きなサラブレッドの１頭です。

牧場に行った時は

『おい、きたか』

【生年月日】1984年5月7日

【性別】牡

【毛色】鹿毛

【父】ミルジョージ

【母】テイトヤシマ

【生産者】山本実儀

【馬主】保手浜弘規

【調教師】福永二三雄（大井）→鈴木清（美浦北）

【生涯成績】25戦12勝（うち地方14戦9勝）

イナリワンは、３歳のときに地方競馬である大井競馬場でデビューしました。

イナリワンは、地方競馬最強馬といれるようになりましたが、獲得賞金額が多くなり過ぎてしまい地方のレースでは、重い負担重量を背負わないと出場できなくなってしまいました。

そういった理由から、地方競馬9勝の実績で大井競馬から、1989年中央競馬に移籍となりました。

中央競馬に移籍後はＧ１競走を3勝し、1989年のJRA賞年度代表馬となり、最優秀5歳以上牡馬にも選ばれました。

また、オグリキャップ・スーパークリークと共に平成の三強馬と呼ばれるようにもなりました。

こうしてイナリワンは、中央競馬でも脚光を浴びました。

しかし、イナリワンは一度も1番人気になったことがありません。

1989年の有馬記念では、4番人気のイナリワンが、１番人気のオグリキャップ、２番人気のスーパークリークをやぶり１着。

有馬記念での人気は、オグリキャップ1.8倍、スーパークリーク3.1倍、イナリワンはなんと16.7倍だったのですから、大逆転と言っても良いレースでした。

イナリワンは、引退後、種牡馬入りし、ツキフクオー、イナリコンコルド、シグナスヒーローという産駒を出しました。

種牡馬としても実績を残したことになります。